2025/07/23 教育学科 社会福祉学科

【教育学科?社会福祉学科】「高大連携プロジェクト」の学生たちが模擬講義を行いました


教育学科幼保コースおよび社会福祉学科保育士課程における特徴的な学びの1つとして、「学生プロジェクト活動」があります。それは、比較的履修授業が少なく、自由時間が確保できる4年生が中心になって行っています。プロジェクト発足においては、「保育実習指導Ⅱ」のなかでOST(オープンスペーステクノロジー)を行います。OSTとは、参加者が主体的に提案したテーマについて自由に話し合うことで、具体的な計画を生み出すためのワークショップ手法です。学生が卒業までにさらに深めたい保育の学びをプロジェクトとして自発的に起案し、活動内容に賛同する仲間が集まり、実践、研究を行います。それには教員が適宜サポートを行っています。本学独自の取り組みで、最初の学生プロジェクト活動からもうすでに10年以上経ちます。

 

複数ある学生プロジェクト活動の一つに「高大連携プロジェクト」があります。主な活動内容は、高校生を対象に“保育を学ぶことの楽しさ”や“本学幼保コースの4年間の学び”について伝えることです。これは、ラーニングピラミッドにおける「人に教える」のステージであり、学生が保育者になるために現在学んでいることを高校生に説明することで、自分の学びを再認識することができるという学習効果をねらっています。

79日(水)、高大連携事業において、聖ウルスラ学院英智高等学校の生徒さん(21名)が本学に来校しました。事業において全4回の講義が行われます。教育学科の幼児教育分野では、「高大連携プロジェクト」チームが毎回講師を務めます。

今回は「保育ってなんだろう?」をテーマに4名の学生が、幼保コースの教員の指導のもと、パワーポイントを作成し、自己紹介や簡単なゲーム、クイズなどを盛り込みながら、約90分間の講義を行いました。幼稚園、保育所、認定こども園それぞれの設置目的や機能の違いについて、また、保育における「遊び」の老虎机游戏性などについて分かりやすく伝えました。高校生のみなさんが少しでも保育や子どもとの関わりの意義について興味をもって楽しく受講できるように工夫したり、講義で伝えたことが自分たちの学びにつながったりと、学生にとっても大変有意義な経験になりました。

 

<講義に参加した高校生の感想>(抜粋)

「幼稚園の時にやっていたゲームを思い出して楽しかった」

「講義の間でゲームやクイズを取り入れているところがきちんと内容の構成が考えられていてよかったです。教授ではなく、現役の大学生が講義をするのが衝撃的でした」

「幼稚園や子どものこと、大学についていろいろ知ることができました。まだ将来何になりたいか迷っているのですが、今日の話を聞いて、子どもが好きなのでやっぱり幼稚園の先生良いなと思いました」


※本学ホームページに保育の学びを学生目線で記事をあげている「ぴよねっと」も10年以上続く学生プロジェクトです。

学生プロジェクト「ぴよねっと」URLwww.tfu.ac.jp/education/hoiku/piyo/index.html

緊張をほぐすためにゲームを用意しました。「だるまさんの言う通りゲーム」…だるまさん(学生)の指示をよく聞いていろいろな動作をします。
ゲーム「猛獣狩りに行こうよ」…すばやく仲間を見つけます。
幼少期の思い出を高校生に尋ねたり、幼稚園と保育園、認定こども園の違いについて分かりやすく説明しました。
高校生にとって90分間の講義はとても長いので、途中でクイズも取り入れながら最後まで楽しく受けられるように工夫しました。

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