2024/05/19 柔道部

東北学生柔道優勝大会

5月19日(日)宮城県武道館にて、東北学生柔道優勝大会が行われました。厳しい戦いが予想されましたが、男女ともに奮闘しました。

Pick upレポート 男子団体戦 弘前大学戦 2-0

先鋒 笹森翔夢(産業マネ4年) 引分

 奥襟持つも技が出し切れない展開に。※画面クリックで試合動画
先鋒は主将の笹森が自ら名乗り、先陣を切ることに。相手も予想通り弘前大学主将の三上。組手は相四つ。
身長差では笹森が優位が立ち、相手の奥襟を狙いそこから内股の展開に。しかし相手も両袖を絞って笹森に仕事をさせない。笹森の攻撃を封じつつも細かい足技や背負い投げを仕掛ける。しかし笹森もしっかり防御。
結果、両者引分。笹森にとっては悔しい引分となる。

次鋒 豊巻太陽(産業マネ2年)引分

 苦しく難しい試合を耐えて引き分け※画像クリック試合動画
次鋒は手足の長さと受け(防御)に強みがある豊巻。相手はポイントゲッターの渡邊。組手は相四つ。次鋒で相手エース格が登場するとは予想外。試合前ミーティングからもこの渡邊を抑えることが大きなポイントであるとしていた。
試合展開はやはり渡邊優位に試合が進む。お互い両袖を持ちあった状態からの苦しい組手争いの中、釣り手を持ちにいくも、持たせてもらえないどころか苦しい片襟指導。その後も同じ展開から片襟指導。指導2の状態ながらも、渡邊の投げには耐え続ける豊巻。さすが受け強者。投げられない。指導が3つになったら負けとなるが、じりじりと耐える。結果引分。この引分は金星に近い。

五将 斎藤哉人(福祉行政4年)引分

巧者な組手と先手の攻めで相手の力技を止める
 五将は組手が強い弘前に対して本学でも組手巧者な斎藤を並べる。膝の怪我が心配だったが、やれると判断。相手は田中。組手は喧嘩四つ。体格含めパワーで攻めてくるタイプだ。力でくる相手に対して斎藤は巴投げや肩車などで先手で仕掛ける。相手も積極的に押し力で奥襟を狙いにくるが、しっかり釣り手を殺し自分の組手で足技を仕掛ける、後半の強引な相手の攻めに対しても冷静に対応。ラスト10秒で相手の足払いで故障していた膝が外れ肝を冷やしたが耐えて引き分け。よくやった。

中堅 佐藤虎太朗(産業マネ3年)引分

両者攻防もお互い決めきれず引分となる※画像クリックで試合動画
大学柔道の男子団体戦は7人制の仕組み。その中で真ん中を担う中堅は、非常に老虎机游戏な役割を持つ。本学は3年の佐藤虎太朗に託す。
ここまでの前半がすべて引分という緊迫した展開で、両大学ともどこかで打開を狙う。本学はまさにこの中堅がポイント。相手は阿部。階級も同じため、まさに虎太朗の勝を望む。組手は喧嘩四つ。
序盤から虎太朗が積極的に攻めるが、攻めきれない。相手も背負いや肩車を仕掛けるが冷静に対応。おそらく負は無いだろうと読む。しかし、阿部も虎太朗の攻めにしっかり対応してくる。
両者じりじりとした展開のまま結果引分となる。

三将 高橋健之介(産業マネ3年)負

健之介決死の裏投げも耐える宇都宮。※画像クリックで試合動画
 両者ゆずらず0-0のまま試合は後半。本学はポイントゲッターの高橋健之介に託す。相手も同様にポイントゲッターの宇都宮。強者だ。組手は喧嘩四つ。
序盤から積極的に腰を差し裏投げを仕掛けるも宇都宮の柔らかさと俊敏性が光る。本来ならば技が決まっていてもおかしくない。試合の後半、少し焦りの見えた健之介。
相手の内股に対して右足が出てしまう。そこを狙われ小外の流れからの裏投げ。試合が動く。1-0で弘前がリード。

副将 岸井沙把羅(産業マネ3年)負

逆三角を仕掛けるが決めきれない。※画像クリックで動画
 1-0でリードされた展開。残るは副将と大将のふたり。本学はポイントゲッターの岸井。相手は加賀。組手は相四つ。軽量級の相手なだけに、なんとか勝って追いつきたいところだ。
岸井が奥を持ちにいくも加賀も持たせない。さすがにそこは持たせない。寝技で逆三角を仕掛ける。一瞬タップが入ったか?!と思ったが耐える加賀。その後、岸井の巴と加賀の小内がほぼ同時に合わさる形で、加賀に技有が入る。
その後も、懸命に攻めるがしっかり対応してくる加賀。そのまま優勢負けとなる。

大将 菅原道生(産業マネ3年)引分